alscoのデイトレーダー日記

株をはじめたきっかけ

株をはじめたきっかけは、会社の同僚が最近になって株をはじめ、毎日のように利益を出していたことだ。
この頃はまだ地合が良く、よほどヘマをしなければそれなりに利益を出せていたのだと思う。
毎日のように株で儲かった話を聞かされていては、さすがに興味を持ってしまうというものだ。

自分がまだ若いころ、プラチナの先物に手を出し、ものの3~4日で100万円の損失を出して以来、株や先物には絶対に手は出すまいと誓っていたのだが、元来ギャンブラーなので血が騒いでしまったようだ。

最悪の地合デビュー

自分が悪魔の声に耳を傾けてしまったのは、平成25年12月の頃だ。
この頃はまだ地合も良く、アベノミクス効果もかげりではあったがまだ余力が残っていた。
とりあえず何かしらの材料があれば、株価は一気に噴火していたものだ。

ちょうどこの頃、ネットで楽天銀行に口座を開設し、同時に楽天証券の口座開設も申し込んだ。
おりしもマイクロニクスを筆頭とする新興株が凄まじい勢いで暴騰を続けていた時期である。

そんな中、テレビ東京のワールドビジネスサテライトで、ホットリンクのビジネス戦略を紹介するコーナーが放送されていた。
翌日、会社でこの事を話題にしたがその日のホットリンクは若干下げた。
しかし、ホットリンクの大暴騰はその翌日からはじまる。
当時の株価は確か8,000円ほどだったが、連日のストップ高で1ヶ月もしないうちに、一時3万円近くにまで上昇した。
単元が100なので、80万円で買ったものが約300万円である。
この時はまだ証券口座が開設できていなかったので、ただ指をくわえて見ているだけであった。

そうこうしているうちに証券口座が開設された。
満を持して当時話題の筆頭、日本マイクロニクスを5,800円で1口購入。
当時は6,000円台前半から中段あたりをウロウロしていたのだが、5,800円は「しめた!!」と思った。
マイクロニクスはバテナイスという量子電池を開発して、一躍話題を集めた会社である。
Yahooファイナンスの掲示板人気ランキングでも常に上位に位置し、NISA買いでも4位にランクインされる超人気銘柄である。

正直、5,800円で買えるとは思ってもみなかったのだが、この直後にいきなり相場の厳しさの洗礼を浴びる事になる。
5,800円は大暴落のはじまりで、翌日には暴騰以来最安値となる4,300円台をたたき出した。

自分は早くも5,050円で、いわゆる狼狽売りというものを経験する事になる。
いきなりの75,000円の損失である。

その少し前(2014年1月16日)、山一電機という会社が、高周波・高速伝送対応超薄型多層基板の開発に成功したというニュースが流れ、山一電機は一躍脚光を浴びる事になる。
当然、注目はしていたが、並びがきつく連日のストップ高を、またもや指をくわえて眺めるだけの展開となってしまった。
その間、都知事選候補の細川株といわれる、省エネ3社(エナリス・グリムス・省電舎)が高騰をはじめる。
動きが鈍くなったところで試に買ってみたところで、時既に遅しであった。

ようやく山一電機が返そうだという事で、811円で100株購入。
一時870円まで上がったが、マイクロニクスのトラウマがあったので850円で利確。
その直後、一気に急降下をはじめ、709円で500株を購入する。
も、下落は留まる事そ知らず、590円で2度目の狼狽売り。

その後も山一電機のナイアガラは止まらず、平成26年2月4日現在、ついに300円台に突入した。
新興国不安とダウの暴落・円高などが大きく影響し、日本株価は連日の下げ相場である。

それにしても地合が悪すぎる。
日本の企業は相次ぐ決算発表で好成績を公表しているにもかかわらず、そんなものは全く関係なしである。
時期が良ければ確実に急上昇するIRが連発しているのだ。

どうしてデイトレデビューしたとたん、このような事になるのだろうか?
タイムマシーンがあるなら、1年前のアベノミクス発足、イヤ、ガンホーの大暴騰前に戻りたいものである。

alscoのデイトレーダー日記 © 2014 Frontier Theme