嵐の翌日・後場編

日本マイクロニクス株をめぐるメリルリンチvs個人投資家
翌日の攻防・前場編
 
大失敗を犯した。
午前中、マイクロニクス200株を4,500円で指していたが、午後になって急落をはじめた為、指値を4,300円にまで下げてしまった。
結果、この日の最安値、4,500円まで落ち、その後は4,700円~4,800円を上下する。
結局、最後は5,120円で引けた。
後場後半、5,200円にも届いていたので非常に悔やまれる相場となってしまった。
 
相場にたらればは禁物だが、勝負に勝てるチャンスは何度もあった。
朝一で売り指値5,200円か5,300円かで迷ったあげく、結局5,300円と欲張ってしまい、その後狼狽売りしてしまった。
この時、5,200円で売れていれば、その後の4,500円は余裕がある分、指値は変更しなかっただろう。
その4,500円を拾えていれば、おそらく売り指値は5,100円前後に入れていたものと思われるので、200株で合計20万円もの差額である。
マイナス12万円がプラス8万円になっていた可能性が高かったのだ。

まぁ、終わった事をとやかく言ってもしかたがない。
とにかく明日だ。
明後日、2月7日は、日本マイクロニクスの決済である。
ここでサプライズ発表があれば、一気に暴騰する可能性もある。
その前になんとしても200株は手に入れておきたい。

おそらく、今回のメリルリンチの猛攻は、海外不安による株価全体の下降ムードに便乗し、来る2月7日の決算前になんとしてでも株価を下げておきたいという作戦であろう。
 
つい先日のフライトホールディングスがそうだった。
フライトホールは携帯電話決済端末で大きく名前を売った会社で、かねてよりHPとの提携も噂され、ほぼ確実視されていた。
HPとの提携が決まれば、はっきり言ってどこまで上昇するか想像すらできないほどの材料なのである。
1月31日の決済で、HPとのサプライズ発表が濃厚とされていたのだ。
にも関わらず、同社も仕手勢の猛攻を前日まで食らっていた。
そのせいもあり、大きな材料があるにも関わらず、IR前日まで暴落するという異常事態を招いていたのである。
さすがに1月31日のIRにおけるHP社との提携発表後は大きく値を上げたが、それでも材料のわりに350円程度の上昇で止まってしまったのである。
さらに翌2月3日の月曜日は、日経全面安の中、孤軍奮闘したのはさすがだが、それでも100円ちょっとしかあげなかった。
翌火曜日には日経平均マイナス600円という異常事態の中、スーパーIRで上げた株価はそのまま吹っ飛んだ。
さすがに今日(2月5日)は反発したが、本来ならとうに3,000円は超え、4,000円・5,000円、1万円まで目指せるだけの材料だったのに・・だ。
今後、フライトは上昇する可能性もあるが、マイクロほどの爆発力がないだけに、時間はかなり掛かるかもしれない。
それまで、ホルダーはどれだけ耐えられるかがカギとなるが、我がマイクロニクスにおいても同じ手口を機関は使ってくる(もう使っている)のではないか?と見ている。
実際、今日のマイクロニクスは、ダウ上昇の影響もあって前場は一気に上昇するが、途中4,500円という異常な下げを見せた。
利食い売りの可能性もあるが、メリルが仕掛けた可能性もある。
最後の上昇もメリルの自作受援ではないか?とさえ、考えてしまう。
それほどまでに昨日の猛攻は強烈だったのだ。
 
自作自演の可能性について触れたが、その根拠は5,000円の壁にある。
もし、5,000円を割ってしまうと、翌日の値幅は700円となるが、5,000円を超えれば値幅は1,000円なのだ。
つまり、メリルがまた仕掛けてくる場合、最大で1,000円安のあの強烈な板を、朝一再び見せつけられる可能性がある、というわけだ。
今日の終値5,120円、今日のニューヨーク次第では、明日の朝、4,120円の板に恐怖するかもしれない。
しかも、前回は見せ板ではなく、本物だった事が大きい。
明日は見せ板で脅しをかけても良し、本物を入れても良しなのである。
 
とにもかくにも、フライトホールと同じ心理的な揺さぶりをかけてくるとしたら、2月7日決済前日、つまり明日、2月6日は何があってもおかしくない状況だ。
普通なら2月6日には手に入れておきたいところだが、もう既に買い手の動きを封じてしまっているところが恐ろしいところだ。
 
2月7日以降、マイクロは上昇するかもしれないが、2月26日からの電池展までは何があるかわからない。
最も良いパターンは、機関が仕掛けた後の大暴落時に拾う事だ。

さぁ、明日は仕掛けてくるのかこないのか?
機関vs個人投資家の天王山第二戦、いよいよ明日、幕を開ける。

alscoのデイトレーダー日記 © 2014 Frontier Theme